かえってきた自転車

お風呂上がりに髪の毛を乾かしていたら、
なぜだか急に20年以上も前に盗られた自転車の事を思い出してしまった。
なぜ……。
まあいいや。

大学時代に乗っていたのは
お下がりでもらった変わった色の自転車でした。

ある日、講義が終わって自転車置き場まで行ってみると
私の自転車がなーい!盗られてるー!
盗まれていました。

でもそれから1週間もしないうちに
私の自転車はあっさり返ってきたのです。

どこにあったのか……。
どこにあったのかっていうとですね。
道路のセンターライン上に
放置されてたんですよ。

買い物から帰る途中、
車が何かをよけて走ってるな〜と
呑気に歩いていたら、
ちょっと待って!
あの!
派手な水色の物体!
あれはもしかしてもしかしなくても
わたしの自転車じゃないかーーー!
ってことで、道のど真ん中に置いてありました。

盗んで置き去りにするにしても
なぜ道のど真ん中に。
もうちょっと置き去りにしやすいところがあるでしょーが。

とりあえず紛れもない私の自転車なので
あわてて回収した次第です。

あ〜なんで20年もこの自転車のこと
忘れてたんだろ。

ポケットの兵器

自転車で本郷へむかう途中、
飯田橋の高速入り口がある交差点で
信号待ちをしていたときのことです。

向こうから黒いマカンがやってきて、
右折で高速へ入ろうとしてるんだけど、
なぜか入り口で一時停止して、
めちゃ日焼けしたお兄さんが私を呼んでいる。

う〜む……。
数多の道行く人や車から声をかけられてきたけれど(全部道案内か世間話)、
これは新しい……。
だってマカンと私の間には2車線分の距離があるのですよ。

なんでそんなに呼ぶんだよ〜。
とお兄さんを見たら、
車の下を指してるわけです。
どうやら横断歩道の上に誰かが何かを落としたらしい。

お兄さんは私の後ろで反対側の信号待ちをしているおじさんを指さしている!
(な〜る!この人の落とし物か!)
マカンの後ろのトラックはワケが分からないからクラクション鳴らしまくってるけど
お兄さんは私に落とし物を引き継ぐまで動くつもりがなさそうなので
手でOKとサインを出してみたら、笑顔で高速へ入っていきました。
……ので、今度は後ろのおじさんに
どうやらあなたは落とし物したらしいよと伝えたところ、
おじさんは赤信号なのに、とことこ歩いて行って何かをひろって背広へイン。
ポケットをポンポンたたきながら、笑顔で
「これは俺の兵器だからさ、助かったよ〜」と言って去って行きました。

なんか久しぶりに珍しいケースの声かけであった……。
おじさんの兵器ってなんだったんだろう?
財布じゃなさそうだから気になるな〜。聞けば良かった。

近所の店にて

もう10年くらい近所の珈琲屋で同じ豆を買っていて、
お店の人とも挨拶程度しか話したことはなかったのだけれど、
先日、ついに
「あなた本当に同じ豆しか買わないわね!」と言われてしまった。

たしかに……たしかに同じ豆しか買ってないかも……!
その豆は結構好きな味なのだけれど、正直味の差がよく分かるほうではなく、
別の豆と混ざるのが嫌だな〜という理由だけで
10年同じ豆を買い続けていたらしい。

お店の人はいったいいつくらいから私のことを
「ひたすら同じ豆を買う客」だと思っていたのだろう……。
そんな雰囲気全然なかったのに。

どうやら私に他の豆をトライさせたいようで、最近は色々アドバイスしてくれる。
「あなたの好みならこっちの豆もいいかもよ」とか。
ありがたや〜。
今度は違う豆も買ってみます。
(たぶん豆が混ざったところできっと気がつかないだろうし……)

もう何年もお昼のパンをよく買いにいくパン屋が近所にありまして。
これもまた珈琲と同じで、同じようなパンをひたすら買っているわけですが、
先日、買った食パンに髪の毛が入っていたのですよ……
今まで一度もなかったんだけどなー。
それが結構いっぱい入っていて、さすがに萎えてしまった。

でも私はどうしたらいいんでしょうね。
「こんなの入ってたど!ゴラー!」とかやりたいわけじゃないのだけど、
さすがに一斤の半分くらいに入っていたので、交換してもらったほうがいいのか。

でもやっぱりそれでは難癖つけてるみたいだろうか。
(いや全然難癖じゃないんだけど)

そんな恐ろしいパンをもって行った場合のパン屋の雰囲気を想像すると
ぞっとしてしまう。
そんな恐ろしい雰囲気になるなら、昼時にはいけないな。
ああどうしたらいいんだーー!

とかやってたら、肝心のパンにカビが生えてしまって、
なんかもういろいろ諦めてしまった。

しばらく別のパンやでお茶を濁して時間を稼ごう。
はやくこのモヤモヤがはれますように。